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一次投票 推薦コメントのご紹介⑦

  • 執筆者の写真: 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
    10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ
  • 11 分前
  • 読了時間: 4分

引き続き一次投票でいただいた推薦コメントをご紹介します!

一次投票で選ばれた21〜22作品が発表されるのは今週の4月25日(土)の予定です!

どうぞお楽しみに。



サリー・ニコルズ作、杉本詠美訳、偕成社

読み始めは、イギリスの古い館が舞台のゴシックホラーかと思いますが、すこしずつ主人公オリヴィアの過去が明るみになるにつれ、その恐怖の正体が見えてきて、慄然とします。でも、オリヴィアの舌鋒するどい語り口は痛快で嘘くさくなく、ときにはユーモラス。こんなにクセのある主人公なのに思わず応援してしまい、なんとか幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。(はぎ)


アンドレア・アブレウ作、村岡直子&五十嵐絢音訳、国書刊行会

2000年代のカナリア諸島の貧しいコミュニティを舞台とした口語体の小説。子どもは子どもである前に人間である。性も生理現象も人間として生きる体験の核にほかならない。心だけでなく身体を語ること。恋愛だけでなくセックスを語ること。美しいものだけでなく汚いものを語ること。それは人間を語ることであり、生命を語ることである。読み手の身体に生じる反応から、ここにはほんとうのことが書かれているのだとわかる。(無記名)


ジョージ・バトラー作絵、原田勝訳、小学館

長期戦となったロシアとウクライナの戦い。これまでの生活を壊された人々の姿を、「話を聞きながらスケッチする」という独特な手法で淡々と描き出している。(無記名)


シヴォーン・ダウド作、エマ・ショード絵、宮坂宏美訳、東京創元社

余韻は圧倒的で、ティーンたちの糧になりそうな一冊。(Kaori)


シャネル・ミラー作、ないとうふみこ訳、ほるぷ出版

コインランドリー店を経営する中国系の両親のもとで育った、ニューヨークっ子のマグノリア。西部から引っ越してきたアイリスと仲よくなって、ふたりは探し物を見つける旅に出る。さまざまな人種や民族が共生して結びつきを築きあげてきたニューヨークがいきいきと描かれています。いま危険にさらされているアメリカのよいところが凝縮された物語だと感じました。(CASTALIA)


マリー・パヴレンコ作、河野万里子訳、静山社

砂漠の砂と乾燥した空気、水や食べ物への渇望、サマァの孤独と戦いに惹きこまれました。

将来、もし地球上から木がなくなったら、人間は生きていけないとも思いました。

あとがきに、この本を読んだあなたは景色が違ってみえるはず、みたいな言葉があって、まさにその通りでした。(松井由記)


アンドリュー・クレメンツ作、田中奈津子訳、講談社

25年前の作品と思えない説得力がある。今年出た続編と読み比べると、人間をとりまく環境が激変していることがわかるが、魅力的な大人とはどんなものなのかを描いており、今読んでもおもしろい。(無記名)


ナ・ヘリム作、キム・キョンスク訳、講談社

本書の編集を担当した者です。じつは最初、翻訳家のキムさんからご提案いただいた翻訳原稿を拝読したときには「ちょっと難しすぎるかな」と感じました。ただ、何度か読み返すうちに、子どもの貧困という重たいテーマでありながら、深刻に感じさせすぎないウィットに富んだ悪魔と少年の会話に魅了され、最後、主人公が選ぶ選択に心を動かされた自分がいました。(澤 有一良)


ベン・ラーナー作、川野太郎訳、明庭社

高校生によるディベート選手権のすごさがリアルにスリリングに描かれていて面白い。置き去りにされたダレンが渇きと痛みに耐え、迷い迷い家を目指す場面が切なかった。(パッセル雀芽)


マリー・パヴレンコ作、河野万里子訳、静山社

まっすぐに命と向きあった作品。メッセージがシンプルで読みやすいのに、想像力を刺激される仕掛けがたくさんあり、主人公に死がせまる場面はほんとうにドキドキした。(無記名)



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