一次投票 推薦コメントのご紹介⑨
- 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ

- 4月22日
- 読了時間: 4分
引き続き一次投票でいただいた推薦コメントをご紹介します!
一次投票で選ばれた21〜22作品が発表されるのは今週の4月25日(土)の予定です!
どうぞお楽しみに。
マイケル・モーパーゴ作、佐藤見果夢訳、評論社
あらゆる角度からYA向け戦争文学を書き続けているモーパーゴ、質も量も一級であり続けている作家ですが、最新のこれもまた凄い! トビウオに姿を変えたギリシャの神から聞く大叔母の生涯。ギリシャ神話は知っていても現代ギリシャはほとんど知らないだろう若い読者も、主人公と一緒に思わず耳を傾けてしまう魅力があります。現在への着地も見事。(須藤倫子)
『ビスケット』
キム・ソンミ作、矢島暁子訳、飛鳥新社
音強迫症、聴覚過敏症、音恐怖症を治療中のぼくは、幼い頃から「自分を守る力を失って他人の目にほとんど見えなくなってしまった人(ビスケット)」の存在を音で感知する。脱出に救出とサスペンス要素もあり、脇を固めるおばさんズもいい感じ(無記名)
アン・クレア・レゾット作、横山和江訳、岩波書店
テーマ的に、ヤングアダルト世代に読んでほしい1冊なので。(学校司書)
キャサリン・ランデル作、佐藤志敦訳、岩波書店
幼い頃、屋根の上で遊んだことがある。屋根の上は、冒険に満ちていて、自由だった。
けれども、ソフィーたちの屋根には、冒険と自由、それから「生きる」がある。
「屋根の上のソフィー」は児童書であるが、大人も一緒に読んで欲しいと強く思う。
佐藤さんの翻訳が好きで、手に取った作品。描写がとても美しく惚れ惚れしてしまう。特に、夜のパリの街を「ファベルジェの卵」と表現していたのが心に残った。素晴らしい作品。(あま)
エリザベス・ズーノン作、千葉茂樹訳、あすなろ書房
「岩塩」「砂漠」「ラクダ」それぞれのことはなんとなく知っていても、それらがすべて関わり合う一つの物語となりより深く知ることができて面白かった(無記名)
キム ソヨン作、下橋美和訳、影書房
韓国の戦後史を10年ごとに食べ物を子どもの視線で描いている。
子どもたちにわかる形での自分の国の現代史を食べ物を中心にしていて引き込まれた。
日本にもこういう児童書が欲しい。被害を訴えるだけではなく。(田沼恵美子)
『わたしはなれる』
サンギータ・ヨギ作、小林エリカ訳、green seed books
絵も文も、インド北部ラシャスタン州の歌舞音曲をなりわいとする民をルーツとするサンギータさんによるものです。まだ幼いうちに結婚して母とならねばならなかったサンギータさんがつらい生活のなかからつくりあげたこの本は、女の子たちにこうあってほしいという祈りと希望、そしてしなやかな力に満ちています。(無記名)
マット・グッドフェロウ作、ジョー・トッド=スタントン絵、小林玲子訳、評論社
イラストも可愛くフォントも読みやすい。主人公の日常生活と家族、学校、友達への思いが10代らしく共感しやすい。(角所宙子)
『森のユキヒョウ』
C・C・ハミルトン作、中野怜奈訳、岩波書店
吃音で父親やクラスメイトから疎まれるマギーが、森で出会ったユキヒョウを守るために苦手な声を出して訴えていきます。「地球は美しく、複雑な世界。私たちにはこれしかなく、守っていくには、一人一人が自分にできる小さなことをするしかない」というマギーのおじいさんの言葉が胸に響きます。世界が混乱の中にある今、大切なものは何かを伝えてくれる一冊です。(竹とんぼ)
キャサリン・ランデル作、佐藤志敦訳、岩波書店
屋根の上の子どもたちは、汚れていて、空腹で、怪我だらけだけど、自由で、生きる力に満ち溢れ、とても輝いて見えます。スリル満点な屋根の上の移動シーンも魅力的。勇気とパワーをもらえる一冊です。(無記名)


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