一次投票 推薦コメントのご紹介②
- 10代がえらぶ海外文学大賞実行スタッフ

- 4月12日
- 読了時間: 4分
4月1日から始まった一次投票では、さっそく多くの方にご投票いただいております。
ありがとうございます!
このブログでは、投票があった作品と、「紹介可」とご回答いただいたみなさまの感想の一部をご紹介します。
ロイス・ローリー作、 島津やよい訳、秀和システム
圧巻の語りで物語にぐいぐい引き込まれていきます。ふたりのおしゃべりが楽しくて気を許していると・・・。さすが、ロイス、ローリーやられた。(くろねこ)
アン・クレア・レゾット作、横山和江訳、岩波書店
前作も理解されない者の苦しみ、見下した相手になら何をしてもよいと思う「強者」の恐ろしさを感じたが、この作では何重にも少女の上にかけられた鎖を感じ、メアリーと共に絶望しそうになった。植民地時代の人種政策の恐ろしさ、日常の中に当たり前にある差別、女権拡張論者の運動など歴史の中のできごとを今のことのように感じられるリアリティ。その分、やりきれない思いや恐怖、怒りも感じながらの読書。そして今は?との問い…(鈴木綾)
R・F・クァン作、古沢嘉通訳、東京創元社
「寄宿舎ものファンタジー」というYA的なウキウキ感と、「翻訳時に生じる言語間の誤差を動力とする世界」という知的好奇心を刺激する世界観設定。そして中盤から終盤にかけての抗植民地主義的なストラグル展開。これらが上下巻にミッチミチに詰まった激アツ小説!(古川耕)
デボラ・ホプキンソン作、服部京子訳、東京創元社
戦時下の英国で、13歳の少年が、シャーロック・ホームズばりに謎解きに挑んでいくストーリーに引き込まれます。なんといっても相棒の犬がかわいいし、戦争ものでも日本とは違う描かれ方がされているのが興味深い。(あき)
ジェイミー・サムナー作、中井はるの訳、偕成社
脳性まひの女の子が主人公。強くてポジティブで元気をもらいました。(無記名)
ユリア・ラビノヴィチ作、細井直子訳、岩波書店
戦争でたくさんの死を見てきた主人公に、安全なところで何不自由なく生きてきた人々が「出ていけ」と言うことの不平等さ。
いかにこれが身勝手で利己的なことか、マディーナ視点の物語を読むことでよくわかります。
分断の広がるこの世の中で、恵まれた環境にいる自分が、困っている人に何が分け与えられるのかを考えさせてくれる本です。(無記名)
マーカス・セジウィック作、野沢佳織訳、徳間書店
最初、さびしい物語だと思うのだけれど、思いがけない展開にー!(無記名)
ワファー・タルノーフスカ作、ヴァリ・ミンツィ絵、原田勝訳、くもん出版
内戦下のシリアで、がれきのなかから本を集めて図書館をつくったという実話から着想を得て紡がれた物語絵本。主人公のヌールという名は、アラビア語で「光」という意味。本という希望の光がどんどん集まって銀河のように輝く。生きていくためには食べ物だけでなく、読書という心の栄養もなくてはならない。本のもつ力をあらためて考えさせられる。(池本尚美)
シャネル・ミラー作、ないとうふみこ訳、ほるぷ出版
靴下には人生の物語がつまっている!自分をとりまく人たちの、今まで気づかなかったルーツやバックグラウンド、何が好きで、何を大切に生きてきたか、そのひとつひとつは、実はゆるやかにつながっていて、見えないところで自分をあたたかく支えてくれていた。迷子の靴下たちがつむぐ物語に希望を感じた。(Incisor)
『森のユキヒョウ』
C・C・ハミルトン作、中野怜奈訳、岩波書店
吃音に悩む少女が、両親と離れて預けられた祖父の家の近くの森で、捨てられたユキヒョウに出会い、心を通わせる物語。希望を持てる読後感がとてもよくて、悩んでいる子どもに出会ってほしい。(イズミ)
第一次投票の投票期間は4月15日(水)23:59までです。
今から読みはじめてもじゅうぶん間に合います!
対象作品を買う・借りる・読む際は、ぜひお近くの応援書店・図書館をご確認ください。


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